教会、すなわち聖なるものとされた人々

 

コリントにある神の教会へ。
すなわち、私たちの主イエス・キリストの御名を、
至る所で呼び求めているすべての人々とともに、
聖徒として召され、キリスト・イエスにあって
聖なるものとされた方々へ。
主は私たちの主であるとともに、
そのすべての人々の主です。

1コリント1: 2

 

教会とは建物のことではありません。
教会とは、「聖徒として召され、
キリスト・イエスにあって聖なるものとされた方々」です。
神の聖なる者とされた人の群れです。
注目したいのは、あのコリント教会が、
「聖なるもの」と呼ばれていることです。
コリント書を読みますと、
コリントの教会の腐敗した様子が分かります。
それは分派、不品行、異言問題、復活の否定など
深刻かつ多岐にわたります。
にも関わらず、パウロは彼らを
「神の教会」「聖徒」「聖なるもの」と呼ぶのです。

「聖」とは、神に所属している、という意味です。
主イエスの十字架によって罪赦され、神の所有となった故に、
コリント教会の教会員は、聖徒であり、聖なる人々なのです。
聖人君子だから「聖徒」と呼ばれるわけではないのです。

クリスチャンは皆、成長途上にある、
不完全で、欠けだらけの人間です。
共通しているのは、神によって、
新しく生まれたという事実だけです。
しかし、この事実こそ、
信仰者を聖なる者としている根拠です。
それゆえ、クリスチャンは多くの欠けを持ちながらも、
聖徒なのです。

 

ではわたしもあなたに言います。あなたはペテロです。
わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てます。
ハデスの門もそれには打ち勝てません。

マタイ16:18

 

こうしてペテロは牢に閉じ込められていた。
教会は彼のために、神に熱心に祈り続けていた。

使徒12: 5

 

耳のある者は御霊が諸教会に言われることを聞きなさい。

黙示録3:13