第一コリント 5 : 4 ~ 5

 

あなたがたが集まったときに、私も、霊においてともにおり、
私たちの主イエスの権能をもって、このような者をサタンに引き渡したのです。

(第一コリント5:4~5)

 

義母を自分の妻にするという、ローマの一般人も避けるような罪を、
コリントの一部のクリスチャンは悔い改めることもなく続けていました。
また、この罪に対し、教会はなすべきことをせず、あいまいにしました。
本来なら、一度除籍すべきでしたが、そうはせず、除籍に伴う悲しみを負いませんでした。
しかし、遠くエペソにいたパウロは違いました。
コリント教会の集まりの中に、パウロは霊において同席していました。
すなわち、聖霊の働きによって、パウロは、リアルタイムに集いに参加していました。
そこにおいて、パウロは罪をあいまいにせず、正しい判断を下しました。
そして、「主イエスの権能をもって」さばきを実行し、関係者を「サタンに引渡し」ました。
それは教会から彼らを除籍し、彼らをサタンの手に明け渡すことを意味しました。

罪を犯しても、みことばに従って悔い改めるなら、サタンは退きます。
悔い改めた人は、神に近いからです。
しかし、忠告を無視し、悔い改めない人は、サタンに引き渡されます。
神に近づくことは、サタンから遠ざかることであり、
神から離れることは、サタンに近づくことなのです。