第一コリント 3 : 22

 

パウロであれ、アポロであれ、ケパであれ、また世界であれ、いのちであれ、死であれ、また現在のものであれ、未来のものであれ、すべてあなたがたのものです。

(第一コリント3:22)

 

パウロやアポロなど、被造物である人を誇り、栄光を帰すコリント教会に対し、
「特定の教師につくのは間違っています。
教師は皆、神からあなたがたに与えられたものだからです」とパウロは語ります。
パウロ、アポロ、ケパ(ペテロ)は、長所ばかりではなく欠点もありますが、
いずれもコリント教会のために神が与えた指導者であり、コリント教会のものです。
教師だけではありません。世界もクリスチャンのものです。
クリスチャンは、この世界の創造主であり支配者である神の子どもだからです。
また、いのちも、死も、クリスチャンのものです。
キリストにある永遠のいのちをクリスチャンは得ました。
それゆえクリスチャンは死に支配されることがありません。
さらに、現在のものも、未来のものも、クリスチャンのものです。
いいかえれば、この世のものも、永遠も、クリスチャンのものです。
なぜなら、神は、この世も死後も支配しておられ、
クリスチャンはその神のものだからです。
こうして、すべては、神のものであり、神の子であえるクリスチャンのものなのです。
クリスチャンは「何も持たないようでも、すべてのものを持っている」のです(Ⅱコリント12:10)。