第一コリント 4 : 18

 

私があなたがたのところへ行くことはあるまいと、思い上がっている人たちがいます。

(第一コリント4:18)

 

パウロは忠実なテモテをコリントに派遣しました。
それは高慢なコリントのクリスチャンを、指導するためでした。
どこの教会でも教えられていた、ごく標準的なことを、
高慢なコリント教会は受け付けませんでした。
クリスチャンならば誰もが納得し従うことを、高ぶるクリスチャンは拒絶するのです。
このようにテモテをもってしても悔い改めなかったコリント教会。
その原因は、テモテを派遣したパウロに対する「思いあがり」でした。
彼らは、「パウロがコリントに乗り込んでくるわけがない」と高をくくっていたのです。
というのも、彼らはパウロを、おとなしい、面と向かっては強いことは言えない、
弱い人間だと思っていたからです(Ⅱコリント10:10)。
確かにパウロがおとなしい、目立たないタイプでしたが(Ⅱコリント10:1)、
神によって立てられているがゆえに、彼らはパウロを敬い従うべきでした。
しかし、神に対して高ぶる彼らに、そのような信仰はありませんでした。
神への高ぶりは、人への高ぶりとなって表われるものなのです。