第一コリント 10 : 3~4

 

みな同じ御霊の食べ物を食べ、みな同じ御霊の飲み物を飲みました。
というのは、彼らについて来た御霊の岩から飲んだからです。
その岩とはキリストです。

(第一コリント10:3~4)

 

イスラエルの民は、かつて、出エジプトの際、
「雲と海」(2)に関する体験をした後、「同じ御霊の食べ物を食べ」ました。
これは、神が奇跡的に天から与えられた食べ物マナのことを言っています。
マナは、白い粉上の者で、民はそれを集め、パンなどを作ってたべました。
パウロは、これを奇跡的に与えられたものゆえに、「御霊の食べ物」と言います。

荒野では「御霊の飲み物」をも飲んだと、パウロは続けます。
荒野でさまよっていたとき、民は岩から2度、水を得ました。
このことは象徴であり、「岩とはキリスト」のことを意味しているのです。
この岩は「彼らについてきた御霊の岩」と呼ばれています。
この岩は、民を助ける為に、民についてきたようです。
そして、民の渇きを癒したのでした。

キリストはこの岩のように、私たちのそばにいつもいて、
魂の渇きを癒すいのちの水を与えてくださいます。
キリストを仰ぎ見る時、キリストのことばを読む時、
キリストを通して祈る時、またキリストを讃美する時、
私たちの魂の渇きは癒され、力を得、人生の旅路を前に進めることができます。
苦しい時、辛い時、キリストを見上げましょう。
そのおことばに目を留めましょう。
そこから魂を潤すいのちの水が流れ出てくるのです。