第一コリント 3 : 1

 

さて、兄弟たちよ。私は、あなたがたに向かって、御霊に属する人に対するようには話すことができないで、肉に属する人、キリストにある幼子に対するように話しました。

(第一コリント3:1)

 

コリントのクリスチャンは確かに聖霊を受けておりました。
「御霊に属する人」であり、イエスが神の子、救い主であることを信じていました。
しかし、パウロは、彼らに向かって、
「御霊に属する人に対するようには話すことができない」と言います。
御霊に属してはいるものの、彼らの態度や行いは、まるで御霊に属しているとは思えない、「肉に属する人」のような状態だったからです。
つまり、未信者と変わらない霊的、道徳的状態であったのです。
彼らは確かにキリストにある「兄弟たち」でしたが、あまりにも未熟で、霊的に「幼子」のまま成長が止まっていたのです。
彼らは聖霊を受けていながら、御霊の知恵に頼らず、ギリシャ文化の影響下、この世の知恵に頼っていたので、成長がストップしたのです。
その結果、教会に分裂をもたらしていました。

肉体は、しっかり栄養を取らなければ成長しません。
同じように信仰も、御霊の知恵である聖書の言葉を学び、霊の糧としなければ、いつまでも成長しません。
御霊の人でありながら、聖書よりもこの世の思想や人生観に信頼する人は、霊的に成長せず、しばしば混乱や破壊を教会にもたらします。
御霊に属する者であえるなら、何よりも聖書に人生の基盤を置くことが肝要です。