第一コリント 6 : 18

 

不品行を避けなさい。人が犯す罪はすべて、からだの外のものです。
しかし、不品行を行う者は、自分のからだに対して罪を犯すのです。

(第一コリント6:18)

 

ここでいう「不品行」とは、遊女と一体になることです。
そのような「不品行を避けなさい」と聖書は言います。
「避けなさい」とは、逃げなさい、逃げることを習慣としなさい、との意味です。

罪に大きいも小さいもありませんが、不品行は、からだとの関わり方が独特です。

ほかの罪は、すべて、からだの外のものですが、
不品行を行なうと、自分のからだに対して罪を犯すことになります。
嘘や殺人、憎しみ、ねたみ、などといった罪と違い、
不品行は、自分のからだに遊女を招き入れることであり、
肉体を汚すことになるのです。
クリスチャンの肉体は聖霊の住まう神殿です。
そのような聖なる神殿に遊女を招き入れることは、
他の罪とは違う、独特の問題があることを、心しておかねばなりません。

暴飲暴食も、からだに関する罪ですが、関係するのは自分のからだです。
しかし、不品行の場合は、他人のからだとの関係があります。
不品行によって、人は自分のからだを遊女のからだと一体にさせることになるのです。
それは、自分の人格を破壊する行為です。
なぜなら、これまで学んで来たように、からだは人格と切り離せない、一つのものだからです。
不品行によって、キリストのからだを汚し、世と一体になることは、人格崩壊への道です。
そういうわけで、不品行を徹底的に避け続けましょう。
そのためには、自分の弱さをよく理解し、自分にとって誘惑やつまずきになる物や場所や機会に、
最初から近づかないことが効果的です。