第一コリント 12 : 11

 


しかし、同一の御霊がこれらすべてのことをなさるのであって、みこころのままに、おのおのにそれぞれの賜物を分け与えてくださるのです。

(第一コリント12:11)

 

これまで9つの賜物をみてきました。
もちろん、賜物はそれ以外にも多くあります。
それらの賜物を与えるのは、「同一の御霊」です。
すなわち聖霊が、 みなの益となるように賜物を与えるのです。
賜物による働きは多くありますが、
聖霊が 「これらすべてのことをなさる 」のですから、
賜物の持ち主は、お互いがライバルのように対立されるべきではありません。
賜物も持ち主は、神の目的達成に向かって、一致協力すべきです。

ワールドカップが現在、行われていますが、
選手の能力は、人それぞれです。
足が速い、体が強い、守りが得意、シュートがうまいなどなど、
一人として同じタイプの人はいません。
その人たちが、優勝という目的を目指して、それぞれの強みを生かしあい、協力していくときに、チームは生き生きと機能します。
そのように、クリスチャンは賜物を生かして、福音宣教、教会形成、礼拝、霊的成長のために、一致協力しなければなりません。

なぜなら、そのために、神は 「みこころのままに、おのおのにそれぞれの賜物を分け与えて」くださったからです。
神は無差別に、適当に賜物を与えてはいません。
おのおのに、その必要と資質にあわせて、最良の賜物を与えてくださっています。
私たちが「心のままに」何かをするときには、罪びとのすることですので、適当であったり、よく考えていなかったり、適切でなかったりします。
しかし、完全なる神が「みこころのままに」なさることに、間違いは一つもありません。
それゆえ、私たちに与えられている賜物は、その人その人に一番ふさわしいものです。
神はそのように一人一人を個別に丁寧に扱われ、賜物を備えてくださっているのです。