第一コリント 7 : 9

 

しかし、もし自制することができなければ、結婚しなさい。
情の燃えるよりは、結婚するほうがよいからです。

(第一コリント7:9)

 

独身者は、そのまま独身であっても、何ら問題ありません。パウロもまた独身でした。
しかし、もし自制できないようであれば、結婚するほうがよいとパウロは勧めます。
これは2節の「不品行を避けるために結婚しなさい」という勧めの繰り返しです。
情欲が燃えさかり、信仰生活がコントロールの効かない状況になるよりは、
結婚するほうがはるかに良いのです。
「情の燃える」とありますが、原文では「情の」はありません。
そこで、この「燃える」を、「ゲヘナの火、地獄の火で燃やされる」とする解釈もあります。
「不品行を行って、地獄の火で燃えるよりは、結婚するほうが良い」。
このように解釈している聖書学者も多くいます。
いずれにせよ、自制ができない人は、情欲を燃やし、永遠の炎で焼かれないためにも、

結婚をしたほうがよい、というのがここで教えられていることです。