ですから、処女である自分の娘を結婚させる人は良いことをしているのであり、
また結婚させない人は、もっと良いことをしているのです。
(第一コリント7:38)
当時の緊急事態下では、結婚は積極的には勧められないとしたパウロでしたが、
だからといって、結婚を止めさせようとしていたわけではありません。
結婚させることも「良いこと」です。
そして、結婚させないことは、「もっと良いこと」です。
「良いこと」をしている人は、「もっと良いこと」をしていないことに、
何ら引け目を感じる必要はありません。
彼のしていることは「良いこと」なのです。
信仰生活において、「悪いこと」と「良いこと」の選択は、明確です。
「良いこと」を選ぶべきです。
しかし、「良いこと」の中に、「良いこと」と「もっと良いこと」という選択がある場合もあります。
いずれも主の前に「良いこと」には違いありません。
どちらも許されており、主の前に喜ばれることです。
あとは、様々な状況を吟味して、どちらかを選べばよいでしょう。
「もっと良いこと」でなければダメ、というようなプレッシャーを自分にも他人にも与えるべきではありません。
各自が主の前に選択し、互いにそれを尊重しましょう。