第一コリント 7 : 24

 

兄弟たち。おのおの召されたときのままの状態で、神の御前にいなさい。

(第一コリント7:24)

 

17節から一貫して語られてきた原則が繰り返されます。
その原則とは、おのおの、救われたときの状態にとどまっていなさい、ということです。
クリスチャンになったということで、外的、表面的な変化を求めることに、注意しています。
明らかに聖書に反するものでないかぎり、
仕事、社会的身分、婚姻関係、生活スタイル、
民族固有の習慣などの外的状況を変える必要はありません。
救われるとは、あたかも整形するように、見た目を変えることではありません。
今までの自分を引き受け、新しいいのちを感謝して受け止め、
みことばと聖霊によって内側から新しくされつつ、
今いる場所、環境、現実の中で、神に仕える人生を歩んでいくことなのです。
それが「神の御前にいなさい」との命令の、意味するところです。
大事なのは、皮相的で性急な変化ではなく、
神の前にいるところからくる、実質的な変化、成長、成熟なのです。