―もし別れたのだったら、結婚せずにいるか、それとも夫と和解するか、どちらかにしなさい―
また夫は妻を離別してはいけません。
(第一コリント7:11)
夫婦共にクリスチャンの場合、決して別れてはいけない、とパウロは教えました(10)。
その際、「妻は夫と別れてはいけません」と、まず妻に対して命じました。
ギリシャ文化のような非聖書的な文化では、結婚は軽んじられます。
長い間、ギリシャ文化の影響を受けてきたコリントのクリスチャンは、
まだ結婚についてよく分かっていませんでした。
そこでパウロは、結婚の原則、「別れてはいけない」を伝えました。
しかし、もう既に離婚してしまったクリスチャン夫婦もいたようです。
その場合、女性は、そのまま独身でいるか、前の夫と和解するか、どちらかです。
同様の命令は、妻だけでなく、夫にも言われます。
夫も妻を離別してはなりません。
主が結びつけたものを、人間の身勝手さによって解消する自由も権利もないのです。
「人は、神が結び合わせたものを引き離してはなりません。」(マタイ19:6)
クリスチャンが離婚をしないのは、お金や子供が理由ではありません。
それが神の教えだからなのです。