それなのに、この世のことで争いが起こると、
教会のうちでは無視される人たちを裁判官に選ぶのですか。
(第一コリント6:4)
これまで読んできたとおり、
主の再臨にともなう新しい世界が到来するとき、
クリスチャンは主イエスとともにさばきの座につきます。
そして王、裁判官として、世界と御使いをさばきます。
そのようなクリスチャンが、「この世のこと」で、世に頼るのはいただけません。
世を導くべき教会が、「教会のうちでは無視される人たち」に依存するなど、本末転倒です。
もちろん、実際に教会が世の裁判官を無視していたわけではありません。
「教会のうちでは無視される人たち」とは、
「教会の中では何の決定権もない非教会員、未信者」という意味です。
そのような外部の人々に、信者間の問題解決を任せるべきではない、と聖書は言います。
クリスチャンには神の御霊が内住しており、聖書を通して知恵が与えられているからです。
この世のことでクリスチャンの間に問題が生じた場合、
まずは互いの間で解決につとめ、
必要ならば、クリスチャンの第三者の助言を求めましょう。
世的な感覚や常識ではなく、
クリスチャンの感覚と常識によって、問題を解決していきましょう。