そのために、私はあなたがたのところへテモテを送りました。
テモテは主にあって私の愛する、忠実な子です。
彼は、私が至る所のすべての教会で教えているとおりに、
キリスト・イエスにある私の生き方を、あなたがたに思い起こさせてくれるでしょう。
(第一コリント4:17)
王様のように尊大になっているコリント教会に、
私のようになってほしいとパウロは勧めました(16)。
キリストにあって弱く卑しく貧しい、この世のちり、かすのような私にならいなさい、と。
そのことを教えるために、パウロはテモテをコリント教会に送りました。
テモテは、パウロの第一回伝道旅行で救われたと思われます。
父はギリシャ人、祖母と母は敬虔なユダヤ人クリスチャンでした。
パウロの第二回伝道旅行以後、テモテは同労者としてパウロに従っていきます。
その後、エペソ教会の牧師となり、殉教したと伝えられています。
パウロにとっては、「主にあって私の愛する、忠実な子」でした。
教会の働きは、神が立てた指導者と、
その指導者に忠実な同労者の献身的な協力によって進んでいきました。
忠実で協力的なテモテのようなクリスチャンの存在は大きいのです。