第一コリント 10 : 26

 

地とそれに満ちているものは、主のものだからです。

(第一コリント 10 : 26)

 

市場に売っている肉は、偶像にささげた後に出回っているものもありましたが、
いちいち良心の問題として調べ上げることなく、どれでも食べてよいのです。
その理由は、「地とそれに満ちているものは、主のものだから」です。
異教徒が肉を偶像の前でどうしようと、肉そのものは神からのものです。
神が人のために動物を創り、これを食すことをよしとされています。
ですから、原則、気にしないで食べてよいのでした。

もちろん、後に見るように、他者への配慮から、控えるべき場面もあります。
しかし、自分だけのことであれば、気にする必要はないのでした。

明白な偶像礼拝は別として(それは悪霊を礼拝することになりますから)、
何かしら偶像や異教が絡んでいるという程度のことであれば、
実在しない偶像の神々を過度に気にすることなく、
「地とそれに満ちている」「主のもの」を
恵みとして感謝して受けるほうがよいのです。