また、彼らの中のある人たちがつぶやいたのにならってつぶやいてはいけません。彼らは滅ぼす者に滅ぼされました。
(第一コリント10:10)
つぶやくとは、神に不満をぶつけることです。
自分の罪や問題、有限性を棚に上げて、事の原因を神のせいにして、不平不満を言うことです。
ここでイメージされているのは、民数記16章です。
コラがダタンとアビラム、オンと共謀して、
二百五十人のイスラエル人の名士と結託し、モーセに立ち向かいました。
もっともな理由を挙げながら、モーセをその地位から引きずりおろそうとしたのでした。
これに対して、神は、立ち向かった者たちを滅ぼしました。
地面が割れて、立ち向かった者はその家族もろとも、地に飲みこまれてしまいました。
彼らは「滅ぼす者に滅ぼされ」たのでした。
神に対するつぶやきは、神の罰を招きます。
窮状を訴えることと、つぶやくことは違います。
前者は、信頼するがゆえに神に助けを求めることですが、
後者は、神のなすことに納得せず、神に反逆することです。
つぶやきには注意しましょう。
「ある人たちがつぶやいたのにならってつぶやいてはいけません。」