第一コリント 5 : 12

 

外部の人たちをさばくことは、私のすべきことでしょうか。
あなたがたがさばくべき者は、内部の人たちではありませんか。

(第一コリント5:12)

 

異邦人にも見られないほどの罪を犯しながら開き直っている自称クリスチャン。
そして、そんな教会員を指導も除籍もせず、罪を悲しむことをしなかったコリント教会。
これは適切な態度ではありませんでした。
教会は、不品行を犯して、悔い改めないような人を放置してはならなかったのです。
貪欲、偶像礼拝、そしり、酒に酔うこと、略奪といった悪についても同様です。
教会は、赦された罪人の集まりですから、クリスチャンも、罪を犯すことはあるでしょう。
事実、聖書はその前提で書かれています(Ⅰヨハネ1:8~10)。
問題は、罪を犯したことに対する態度です。
罪を犯しても何ら悪びれず、神に赦しを求めない人には、しかるべき処置が必要です。
罪を犯した教会「内部」の人を、教会は主のみこころに従ってさばく必要があります。
クリスチャンでない「外部の人たち」については、教会として対処する問題ではありません。
キリストのからだである教会から、神への高慢というパン種を取り除く。
そのように教会戒規を実行することが、教会の大切な責任なのです。