第一コリント 11 : 2

 

さて、あなたがたは、何かにつけて私を覚え、また、私があなたがたに伝えたものを、伝えられたとおりに堅く守っているので、私はあなたがたをほめたいと思います。

(第一コリント11:2)

 

偶像にささげた肉を食べてもよいのかどうか、という話から、
話題は一変します。
今度は、礼拝における秩序の問題です。
女性の身なり、主の晩餐、異言の問題などが扱われます。

そうした具体的な課題に入る前に、
パウロはコリント教会をまずほめます。
もちろん、薄っぺらなお世辞などではありません。
コリント教会の中には、パウロを使徒と認め、
伝えられたことをしっかりと守ろうとしている人たちもいました。
それでパウロは「あなたがたは、何かにつけて私を覚え、
また、私があなたがたに伝えたものを、伝えられたとおりに堅く守っているので、
私はあなたがたをほめたい」とまず伝えます。

しかしながら、そういう人たちの間でも、
教理的混乱からくる礼拝の乱れが見られました。
次節から、それらの問題が扱われていきます。

私たちはみな不完全です。
忠実なよい信徒であっても、教理的な間違いや不足のため、
よろしくない状態になっていることもあります。
私たちクリスチャンはみな、神様から見て、愛すべき子らであり、
ほめるべきところの多い者でありましょう。
しかし決して完全ではなく、いろいろと間違いや欠けもあります。
そうしたところを聖書は整えてくれるのです。
聖書によく親しみ、霊的バランスよろしく成長していきましょう。