第一コリント 10 : 14

 

ですから、私の愛する者たちよ。偶像礼拝を避けなさい。

(第一コリント 10:14)

 

13節でパウロは、試練や誘惑には神が必ず出口を備えてくださっていると伝えました。
「ですから」、そういうわけですから、より一層、罪を避けねばなりません。
「避けなさい」は、逃げなさい、というニュアンスだそうです。
偶像礼拝など、罪に関係するものからは、可能な限り、距離を置くのです。
「自分はここまでは大丈夫。それ以上行かないよう、自分でコントロールしているから安心」と考えて、罪を手軽にもてあそんではなりません。
どのくらい近くまで行けるかではなく、
どのくらい遠くまで逃げられるか、にチャレンジすべきです。
おとなしい犬だと思って、近寄っていくと、
逃げても間に合わない距離になった途端、襲われたりします。
罪を甘く見て、このくらいなら大丈夫ともてあそんでいると、
抜き差しならない状況にはまってしまう危険があります。
コリントの兄弟姉妹がそうならないように、
「私の愛する者たちよ」とパウロは心から忠告しています。
私たちも、愛の忠告にしっかりと耳を傾けましょう。

訓戒を大事にする者はいのちへの道にあり、叱責を捨てる者は迷い出る。
(箴言10:17)