そしてみな、雲と海とで、モーセにつくバプテスマを受け、
(第一コリント10:2)
イスラエルの民は、出エジプトの際、「雲と海」に関係する経験をしました。
彼らは昼間は雲の柱、夜は火の柱に導かれました。
その柱の中には、主がご臨在されていました。
また海については言うまでもないですが、奇跡的に海が開け、対岸に渡ったのでした。
これらの出来事により、イスラエルの民は「モーセにつくバプテスマ」を受けたのでした。
今、私たちは、バプテスマによってイエスとの結びつきを表しますが、
モーセにつくバプテスマは、いわば、そのモデルであり予表でした。
エジプト軍が迫る危機の中、神の臨在と奇跡によって救い出され、
神が立てた指導者モーセと結びついたイスラエルの民。
私たちのバプテスマも、魂の渇きや悩み、様々な痛みから救い出される中で、
神の遣わした救い主イエスとしっかりと結び付けられた結果です。
バプテスマは水の中に沈むことによって、イエスとともに罪に死ぬことを、
水の中から上げられることによって、イエスとともによみがえることを証します。(ローマ6:3~4)
このようにバプテスマは、私たちとイエスとの深い霊的結びつきを表わすのです。