第一コリント 10 : 1

 

そこで、兄弟たち。私はあなたがたにぜひ次のことを知ってもらいたいのです。
私たちの父祖たちはみな、雲の下におり、みな海を通って行きました。

(第一コリント10:1)

 

10章に入ります。
1節から13節まで、イスラエルの歴史が語られます。
それは、神の恵みを何度も軽んじて、偶像礼拝をやめず、
神の民でありながら、荒野で滅びたことを思い出すためです。
教会も同じです。
外面的にキリスト教徒の要件を満たしているからといって、
神のあわれみを軽んじ、罪を犯し続けるなら、
早晩、その不信仰があらわにされるでしょう。
クリスチャンの信仰の「父祖たち」は、みな神の「雲の下」にあって導かれ、
奇跡によって割れた「海を渡って行きました」。
そのような保護と救いを体験した民が、やがて神をないがしろにし、
さばきを受けました。
このことは「ぜひ」「知ってもらいたい」ことだとパウロは言います。

私たちも神の救いと保護をいただいています。
そのことに感謝し、
荒野で滅びた父祖たちのようにならないよう、
神のみこころに従って歩んでいきましょう。