ただ、あなたがたのこの権利が、弱い人たちのつまずきとならないように、気をつけなさい。
(第一コリント8:9)
偶像にささげた肉でも、実際に偶像の神など存在しないのですから、
食べても問題ありません。
それは正しいことですし、そうする権利が信者にはあります。
しかしながら、自分にとって正しいことが、
誰にとっても、いつも正しいとは、限りません。
どのような場合でも譲ってはならないことがある一方で、
人や状況によって変わるものもあります。
偶像のリアリティがまだ抜けない人に対し、
食べても大丈夫だから食べなさいと押し付けることは、
配慮を欠くことになります。
分かっていながら、まだ成長途上にある弱い人たちにとっては、
大きなつまずきとなってしまいます。
強い信者の行動が、弱い信者をつまずかせてはなりません。
人や状況によって、強く主張することを控えるべきことがらもあるのです。