第一コリント 7 : 17

 

ただ、おのおのが、主からいただいた分に応じ、
また神がおのおのをお召しになったときのままの状態で歩むべきです。
私は、すべての教会で、このように指導しています。

(第一コリント7:17)

 

これまでの独身・結婚に関する教えをまとめると、以下のようになります。

1)独身のままでもよい。
2)不品行を犯すようなら結婚しなさい。
3)信者同士の夫婦は別れてはなりません。
4)相手が未信者の場合は、相手が離婚したければ行かせなさい。

こうした実際の決断・行動の規範になる原則が、今日の箇所に記されています。
それは、「それぞれが召されたときの状況を受け入れて、信仰者として生きていく」です。
信仰者のあり方は、一様ではありません。
おのおのに、神様から割り当てがあります。
知的、身体的、経済的、社会的に皆、異なった状況が与えられています。
賜物も違います。
救われたときの状況も違います。
子供の時、青年の時、結婚後、老年になってから、死の直前など、人それぞれです。
原則は、救われたからといって、無理に状況を変えようとせず、
与えられた状況の中で、与えられた機会・賜物を生かし、主にお仕えすることです。
なぜなら、環境も賜物も、主が与えてくださったものだからです。
パウロは、コリント教会だけでなく、すべての教会に同じように指導しました。
神は、すべてのクリスチャンを、与えられた状況に満足する生き方へと招いています。