第一コリント 6 : 14

 

神は主をよみがえらせましたが、その御力によって私たちをもよみがえらせてくださいます。

(第一コリント6:14)

 

不品行、とりわけ遊女を買う罪について、パウロは13節でふれました。
コリント教会には、律法からの自由を履き違え、
「すべてのことが許されている」(12)とのスローガンのもとに、
遊女を買うことを罪と思わない人がいました。
パウロは、クリスチャンの自由を認めつつも、不品行は霊的に益にならないこと、
かえって罪の奴隷となることを指摘しました(12)。
彼らは「胃が食欲のためであるように、肉体は性欲のためである」という言い方で、
不品行を正当化しようともしました(13)。
しかしパウロは、肉体は性欲のためではなく、「主のため」であることを示しました。
主は魂だけを創造したのではなく、肉体をも創造したのです。
主の救いは肉体のためでもあるのです。
その証拠に、主イエスは肉体をともなってよみがえられました。
クリスチャンも同じように、肉体を伴って復活します。
「神は主をよみがえらせましたが、その御力によって私たちをもよみがえらせてくださいます。」

どれだけ罪を犯しても構わない、魂は救われているのだから・・・
という考えほど、危険な教えはありません。
肉体をともなって永遠をすごすものとして、
今与えられている肉体を大切にし、
きよい生活をつとめて送るようにしましょう。
失敗したときには、悔い改めて、恵みによって立ち直らせていただきましょう。