第一コリント 6 : 9

 

あなたがたは、正しくない者は神の国を相続できないことを、知らないのですか。
だまされてはいけません。
不品行な者、偶像を礼拝する者、姦淫をする者、男娼となる者、男色をする者
(はみな神の国を相続できません。)

(第一コリント6:9)

 

兄弟間の訴訟乱用問題に続いて、パウロは「正しくない」行為について言及します。
「不品行」とはみだらな言動一般。
「偶像礼拝」は人間や神々、動物、モノを拝むこと。
「姦淫」は結婚関係を破壊する罪(不倫など)。
「男娼」とは女性相手に性を売る行為。
「男色」とは同性愛。
おぞましい罪の数々ですが、ギリシャ文化・哲学の影響で、
コリント教会はこうした罪に寛容になり、感覚が麻痺していたのです。
まわりの空気に流されてはいけない、「だまされていはいけない」とパウロは戒めています。
私たちも、様々な文化や時代の風潮に「だまされてはいけません」。
クリスチャンと称する人の中に、
上記のような罪を「正しくない」とは考えない人たちが、世界に大勢います。
だからこそ聖書は「だまされてはいけません。こういう人たちは神の国を相続できません」と
教えているのです。