第一コリント 4 : 5

 

ですから、あなたがたは、主が来られるまでは、
何についても、先走ったさばきをしてはいけません。
主は、やみの中に隠れた事も明るみに出し、心の中のはかりごとも明らかにされます。
そのとき、神から各人に対する称賛が届くのです。

(第一コリント4:5)

 

コリントのクリスチャンによる教師への称賛や批判は、先走った判断でしたので、
止めるようにパウロは注意しています。
人は、状況や相手のことを良く理解していないのに、
見ていること、知っていることだけで、人を判断しがちです。
コリント教会のように、神への謙遜を忘れ、この世の常識や知恵で判断しようとすると、
先走った、誤った判断を下してしまうのです。
全ては、主が来られるときに、明らかになるのですから、
くれぐれも先走った判断をしないように注意したいものです。
終わりの日に「主は、やみの中に隠れた事も明るみに出し、
心の中のはかりごとも明らかにされ」るのです。
そして「そのとき、神から各人に対する称賛が届くのです。」
この世にあっては批判されていた人が、神に称賛されるということもあるでしょう。
逆に、この世では称賛の的だった人が、神からは評価されないということもあるでしょう。
いつ再臨があるのかは分かりませんが、「そのとき」は来ます。
すべてのことが主の前に、明らかになります。
他人には全く理解されなかった純粋な神への思い、
あるいは善人の顔の裏側に隠していた様々な悪い心。
最後の審判は、それらが正しく評価される時です。
称賛される人は神から称賛を受けます。
批判されながらも、神の道をまっすぐ歩む人にとって、
今日のことばが、慰めとなり、励ましとなりますように。