私たちは神の協力者であり、あなたがたは神の畑、神の建物です。
(第一コリント3:9)
私はあの先生、僕はこの先生、といって分裂していたコリント教会に対し、
最も大切なのは神のしもべである指導者ではなく、
成長させる神であると教え諭したパウロ(~8)。
今日の箇所には、「神」という言葉が3回も出てきており、
「大切なのは神」ということが強調されています。
パウロやアポロは「神の協力者」です。
もちろん神と対等の協力関係ではありません。
指導者は協力者であると同時に、「しもべ」(5)だからです。
一方、コリント教会員は「神の畑、神の建物」です。
「指導者の」畑、建物ではありません。「神の」畑、建物です。
そういう意味では、指導者とは畑の小作人であり、建築現場の作業員です。
神が指導者を用いて働くとき、人々は耕され豊かな人生の実を実らせ、
確かな教えと言う資材によって、嵐にも倒れない信仰者として建てあげられていきます。
こうして教会全体が、神の栄光をあらわします。
「すべてのことが、神から発し、神によって成り、神に至る」(ローマ11:36)
と書かれているとおりです。