第一コリント 12 : 22

 

それどころか、からだの中で比較的に弱いと見られる器官が、かえってなくてはならないものなのです。
(第一コリント12:22)

 

ある器官が、別の器官のことを「必要ない」などと言うことはできません。
どの器官も、他の器官があってこそ、成り立っています。(21節)

それどころか、一見、弱いと思われがちな器官が、案外となくてはならない器官であったりします。
例えば、足の小指は、普段はあまり意識しない小さな器官かもしれませんが、
これを失うと、歩くのは非常に困難です。
そのように、普段、使っていないように思っている器官、なくても大きな問題のなさそうな器官が、かなり重要な役割を担っており、かえって、なくてはならなかったりするのです。

教会も、目立たない人、何かしらの弱さのある人、一見重要な働きに関係していないように思われる人が、実は必要不可欠な存在であることが多いのです。
そのことを教会も、本人も気づいていないこともあるかもしれません。
しかし主は知っておられます。
ですから私たちも、見た目の活動や存在感で見るのではなく、「からだの中で比較的に弱いと見られる器官が、かえってなくてはならないもの」という視点で見るようにしましょう。